レビュー:iFlight SucceX Micro F4 Flight Tower (V1.5)

4.0
レーシングドローン
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iFlight の 16X16mm フライトコントローラースタックが新しいバージョンになってます。

前バージョンは V1.2 と V1.3 でしたが、V1.5 となりかなり変わりました。また、同時に V2.1 も販売されています。

iFlight CineBee 75 用に、V1.5 が届きましたので詳しく見てみましょう。

019年8月4日:FCのBetaflightターゲットに付いて追記

バージョンの種類

前述のようにV1.2 と V1.3 がありましたが、これらは公式ストアでずっと在庫切れとなっています。恐らくもう出てこないのではないかと思います。CineBee 75HD ではこの V1.2 か V1.3 が使用されていましたので交換品としては今後 V1.5 を使用することになるかもしれません。

新しく発売されたのが、V1.5 とV2.0 です。

V1.5

V2.0

V1.5 と V2.0 の見た目の違いがESCボードのモーターコネクターの有無です。また各ボードの取付穴の直径が3mmと大きくなり、取付ボルトがボードに接触しないようになっています。より振動対策が進んだということですね。

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新バージョンのスペック

FCのスペック

一番大きく変わったのがFC(フライトコントローラー)です。このスペックは V1.5 と V2.0 でまったく同じです。ただし、チップの実装位置などが違うので別物です。
赤強調はV1.3からの変更箇所

SucceX F4 Flight Controller

  • STM32F411
  • Input voltage 2-4S LIPO
  • Gyro: MPU6000
  • 2x UART ports
  • 4x motor outputs
  • OSD inbuilt
  • Blackbox FLASH
  • BEC 5V 3A cont.
  • Size: 21mm*21mm
  • Mounting holes distance: 16*16mm
  • Weight: 2.5g
  • BF target : STM32F411

オンボードフラッシュが実装されました。これでブラックボックスが使用できるようになりました。
BEC が 2A から 3A へと強化されました。
ファームウェアのターゲットが、MATEKF411 から STM32F411 になりました。

注意  2019年8月4日追記

出荷時のデフォルトファームウェアは、
  Betaflight / STM32F411 (S411) 4.0.2
でしたが、Betaflight Cofigurator で最新の4.0.5 に書き換えたところリソースが合って無く、UARTポート、ジャイロ、フラッシュメモリなどすべて行方不明になってしまいます。これは 4.0.3 や 4.0.4 のバージョンでも同じです。Betaflight リリースにある、ターゲット:STM32F411 のファイルは使用できません。

iFlight 公式の製品ページのリンクからファームウェアをダウンロードして使用してください。[関連リンク]
2019年8月4日現在、Betaflight 4.0.4 の hex ファイルがダウンロードできます。ダウンロードしたhexファイルは、Cofigurator の ファームフラッシャーで、“ ファームウェアを選択[Local] ”で選択します。

オンボードフラッシュが実装されブラックボックスが使用できる
V1.5 下面 中央少し左上にオンボードフラッシュのチップ
V2.0 下面
V1.5 上面 
V2.0 上面

各ボードは取付穴が3mmと大きくなっており、シリコンダンパーがそのまま穴にはまるようになっています。

V1.5 と V2.0 とも、ジャイロチップが V1.3 の時より90度時計方向に回転して実装されていますので、Betaflight Cofiguratorで90度設定は不要になりました。

ESCのスペック

SucceX Micro 12A Brushless ESC

  • Firmware: G-H-30 BLS 16.7
  • Input voltage : 2-4S LIPO
  • Continuous current: 12A
  • MCU: BB21F16G
  • BEC: None
  • ESC protocol: pwm, oneshot125, multishot, dshot150, 300, 600, etc.
  • Size: 23mm*21mm
  • Mounting hole 16*16mm
  • Weight: 2.7g

ESCはファームウェアのターゲットが、BlheliS から G-H-30 BLS 16.7 に変わりました。

また前述のように V2.0 はモーターコネクターが実装されています。V1.5は今まで通りの半田パッドです。

VTXのスペック

SucceX Micro VTX

  • Power: PIT/25/100/200mW
  • Antenna interface: IPEX (UFL)
  • Telemetry: IRC Tramp
  • Size: 17mm*27mm
  • Mounting holes: 16*16mm
  • Weight: 1.6g

VTXのスペックはV1.3から同じです。

同梱物

セット内容は以下の通り。

  • 1 x SucceX F4 Flight controller
  • 1 x 12A Brushless 4IN1 ESC
  • 1 x VTX PIT/25/100/200mW VTX
  • 1 x XT30プラグ電源ケーブル 7cm
  • 1 x カメラ用コネクタケーブル 10㎝
  • 1 x スリーブアンテナ
  • 1 x M2 22mm ボルト
  • 1 x ゴムスリーブ(用途不明)

設定内容

Betaflight 4.0.2 が入っていました。設定内容はポートの設定だけしてあり、あとは全てBetaflightのデフォルトでした。

公式ストアの製品ページに、

  • IFLIGHT_F411_PRO-Whoop FC.config.docx (Betaflightのdump なぜかワードに・・・)
  • Betaflight 3.5.7
  • Betaflight 4.0.4
  • マニュアル

の各リンクがあります。

マニュアルはPng画像で、すごくでかいですw こちらにも保存しておきます。

SucceX-Micro-F4-V1.5-Manual.png

SucceX-Micro-F4-V2-Manual.png

Banggood ではバージョンの違いが正しく反映されていません。

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