ドローンの部品を買い集め、苦労して組み上げた新しい機体。
はじめてバッテリーを接続した瞬間、煙がモクモクと立ち上り、
いや~な匂いが立ち込める・・・
ああああぁぁぁ、、、やっちまった。。。
まだホバリングもしてないのにFCやESCがゴミと化す。
こんな光景はご免こうむりたいですね。でも、配線は間違っていないか?ハンダ付けは正確なのか?どこかでショートしていないか?自信ありますか?そんな時に使用するのがスモークストッパーです。名前の通り「煙を止める」。つまりショートしていてもFCなどに重大なダメージが加わる前に電流を遮断してしまうものです。
いままでは車の12Vの電球などを使用して自作するのがほとんどでした。これはショートすると過大な電流が流れるが、その過大な電流を電球が点灯することによって、それ以上ショート側に過大な電流を流さないようにするというアイデア部品でした。
今回は VIFLY から発売された、スゴクかしこい高機能なスモークストッパー「VIFLY ShortSaver」をBanggoodさんにサンプルとしてご提供いただきましたので使用してみました。
なお記事に合わせてクーポンコードも発行していただきました。
会計時にクーポンコード BGJPHM10234 を入力すると $9.99 になります。10個限定 2020年10月31日まで
VIFLY ShortSaver
VIFLY ShortSaver の特徴
レーシングドローンの自作や修理・改造等をした時に、配線を間違えていたり、ハンダ付けしたところが隣とくっついていたりして、バッテリーを接続した瞬間ショートしてしまう時に、過大な電流が流れたことを検知して、バッテリーからの電流を遮断するヒューズの役目をします。
もしシュートしていると一瞬で大電流が流れますので、おそらく部品は熱損してしまうでしょう。火が出るかもしれません。またバッテリーも過負荷になり痛むかもしれません。
VIFLY ShortSaver はそのショートを検知して3ミリ秒という速さで遮断します。またショートしている部分で流れる電流が小さくても、全体的には電流値が上がるので、設定した電流以上になった時も遮断します。
ほぼ瞬時に遮断するので、過大な電流で部品が壊れてしまうことはほぼないでしょう。バッテリーも安心です。
また遮断後の復帰も簡単です。一度大電流が流れると溶けて切れるヒューズと違い、再び電源を入れ直す(再度バッテリーを繋ぐ)だけで復帰します。したがって何度でも使用できます。
VIFLY ShortSaver はバッテリーのコネクターも XT60 と XT30 の両方に対応しているので、これ1つを用意すればいいでしょう。
製品を見てみる
VIFLY ShortSaver の下に Smart Smoke Stopper と書いてあります。
袋から出してみます。小さな説明書とサポートカード、そして本体が入っていました。
説明書のおもて面。
説明書のうら面。
本体はこんな感じ。XT60とXT30のコネクターのオス・メスがあります。使用するバッテリーのコネクタに合わせて接続します。使用する時は一番初めにバッテリーを接続しなければなりません。
本体の裏側。赤枠の所のスイッチでカットオフ(遮断する)電流値を切り替えます。1Aか2Aです。これはこれ以上の電流が流れた場合にバッテリーからの電流を遮断するという設定値です。
黄色枠の所は、遮断までの時間を設定するためのものです。通常はショートの場合3ミリ秒。過大電流の場合10ミリ秒で遮断しますが、誤検知が多い場合は、SまたはNをシュートさせて、設定変更が出来ます。通常はここは何もしなくても大丈夫の様です。
使用方法
使用方法は、実際にショートさせて実験してみましたのでビデオをご覧下さい。
ビデオでは実験していませんが、バッテリーの逆接続でも有効です。
万が一の時のためにぜひとも装備しておきたいアイテムですね。