レビュー:35g 2.5インチToothpick機「GEELANG WASP V2 100mm」パート1

レーシングドローン
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当レビュー初登場のGEELANG製品が届きました。

GEELANGというとAngerというWhoopシリーズが知られていますが、今回はtoothpick機である、WASP V2 100mmをレビューしていきます。V2とあるのでV1があるのかと探したら、WASP 85Xという2インチのToothpick機がありました。

WASP 85X は2インチで重さも45gでしたが、今回のV2は2.5インチで35gです。いったいどんな仕上がりになっているのでしょうか?

さっそく見ていきましょう。

GEELANG WASP V2 100mmは Banngood様よりサンプル品をご提供していただきました。

GEELANG WASP V2 100mm Toothpick機のスペック

スペック一覧

ブランド名GEELANG
製品名WASP V2 2S Toothpick FPV Racing Drone
ホイールベース100mm
重量35g(バッテリー除く)
FCFC名:Play F4 whoop F411CEU6
 サイズ:28.5 x 28.5mm
 電源:1-2S バッテリー
 BEC:5V 2A
オンボードESC:
 使用バッテリー:1-2S LiPo/LiPo HV (3.5v/8.7v)
 常時電流:5A 
 瞬間電流:7A (3秒以内)
 ファームウェア:S_H_50_REV16_77.HEX
バッテリーコネクター:XT30
モーターGL0802 14000KV
1mmシャフト
1.9g
レシーバー購入時に選択
Frsky XM+
Frsky D16
Frsky D8
Futaba SFHSS AC900
Flysky IBUS
DSM2/DSMX
TBS Crossfire Nano RX
PNP(レシーバー無し)
VTX5.8G VTX
出力:25MW、100MW、200MW
5バンド40チャンネル
プロトコル:Smartaudio
FPVカメラGL950PRO: 1/4 COMS sensor
水平解像度:800TVL
TV 出力:NTSC 4:3 固定
電源:DC 5-12V
重量:1.5g
プロペラブランド名:Gemfan
製品名:65MM 1mm PC propeller
直径:65mm
ピッチ:25mm
材質:PC
重量:0.4g

特徴

製品紹介ページに記載されている特徴です。

  1. Use Play F4 flight controller to support 1-2s lithium battery power. Integrated Betaflight OSD function, display the flight voltage, receiver signal, and can observe the situation in real time during the flight.
  2. Prepare Smartaudio, change the VTX frequency band and channel through OSD.
  3. Adjust the settings and PID of the flight controller via OSD
  4. 2S ultralight toothpick drone has strong power, low noise and long flight time.
  5. Support Betaflight adjustment, multiple flight modes, carefully adjusted by the original factory, suitable for novice flight practice, stable style.
  6. The nacelle cover is made of a one-piece injection molded plastic of a special material. Sturdy structure and light weight. It supports multiple camera adjustments. If there is enough space, the heat dissipation effect will be better.
  7. The receiver version is used independently, and the electronic control is more stable. The flight control adopts the newer version of bf4.2, the ESC adopts version 16.77, the bidirectional DSHOT mode and the gyroscope RPM filter are turned on, making the flight control more stable
  8. Using the latest GL0802 motor with a power input of 2S and a 65mm two-blade propeller, the efficiency is extremely high. Flight control is stable.
  9. Double-sided RGB LED ready.
  10. The thickness of the fuselage carbon plate material is 4mm, which will not deform or vibrate during high-speed flight.
  11. The whole machine is controlled at about 35 g to achieve ultra-high and flexible control. Body weight becomes a professional indicator.
  1. Play F4フライトコントローラーは、1S-2Sのリポバッテリーを使用できます。BetaflightのOSD機能で、飛行中のバッテリー電圧やレシーバーの信号強度を表示し、飛行中の状況をリアルタイムで把握できます。
  2. VTXのバンドとチャンネルはSmartaudioによって、OSD画面から変更できます。
  3. OSD画面からフライトコントローラーの設定とPIDを調整することが出来ます。
  4. 2S仕様の超軽量ツースピック機は、強力なパワーと低ノイズで、長い飛行時間フライト出来ます。
  5. Betaflightは調整してあり、複数の飛行モードをサポートします。出荷元の工場で慎重に調整され、初心者の飛行練習に適した安定したスタイルです。
  6. ナセルカバーは、特殊な材料の一体型射出成形プラスチックで作られています。頑丈な構造と軽量。カメラ角度を調整することが出来ます。十分なスペースで放熱効果は抜群です。
  7. 内臓タイプでないレシーバーはより安定しています。フライトコントローラーはBetaflight4.2が採用され、ESCのファームは16.77を採用しています。双方向DSHOTモードとRPMフィルターがオンになっており、フライトがより安定します。
  8. 2Sのパワー入力と65mmの2枚羽根プロペラ、最新のGL0802モーターにより、効率は非常に高くフライトはより安定しています。
  9. 両サイドにマルチカラーLEDを装備しています。
  10. フレームのカーボンプレートは厚さ4mmで、高速飛行時に変形したり振動したりすることはありません。
  11. 約35gという軽い機体は、非常に高次元のコントロールが可能です。機体の軽さはプロの指標です!
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GEELANG WASP V2 製品詳細

では箱出しから見ていきましょう。

結構固めのケースに入っていました。


ケースの裏には製品のラベルがあります。ん?レシーバーの種類の所に for Europe と記載があります。という事は出力制限が厳しいEU向けのLBT仕様って事?通常は購入した国に合わせて出荷されるはずですが間違えたのかな?見た目では判断できないので検証は後に回しますw
というかWASP V2 WHOOP かよw


ケースを開けると、緩衝材とかはなくそのまま機体がゴロンと入っていました。


全部取り出してみます。
左上からFCの接続図とその横がFrSky XM+レシーバーの説明書。
機体の右は予備のキャノピー(黒)と、予備のフレーム。いつも一番先に壊すところなのでこの種類の予備パーツはうれしいですね。
さらに右側に赤色の Insta360 GO用のホルダーと固定用のインシュロック2本。
下に行ってプロペラの予備2ペア、バッテリー用のクッションテープと固定用の輪ゴムとストラップ。


予備のフレームです。切削加工のバリがそのままですね。。しかし分厚いフレームです。


予備のキャノピーです。一体成型の樹脂製です。


こちらはInsta360 GOカメラを搭載する時のホルダーです。結構複雑な形状をしています。


こんな風にキャノピーの開口部に挿入できるようになっているのですね。


ちなみにカメラ取付部の幅は20mm弱でした。nanoサイズのカメラは横幅14mmですので何かアダプターが必要になりますね。


では機体を見ていきましょう。
正面から。カメラはレンズキャップがしてあります。フレームの厚さが際立っていますね。分厚いです。


フレームの厚さは4.18mm


分厚いフレーム対してアームの幅は極小ww
幅は2.27mmって横向きに折れそうですw


機体の右側面です。キャノピーに5連LEDが貼り付けてあります。レシーバーのアンテナと、VTXのアンテナもインシュロックと熱収縮チューブでキャノピーに固定されて立ててありますね。


機体後部です。5連LEDは両サイドにあります。


機体の左側面。FCの上にVTXが見えます。


真上から見たところ。アームの細さが分かりますね。


機体の裏側です。バッテリーが付くところに小さめのカーボンプレートがネジ止めされています。この中にレシーバーが入っています。モーター固定ネジは3本タイプですね。


モーターケーブルはコネクター式です。FCを止めているネジは皿ネジでした。


USBケーブル用の穴も開いています。少しずれているように見えます。


USBケーブルは正常に接続できました。


フタ代わりのカーボンプレートの裏にはFrSky XM+レシーバーが収まっています。もちろんバインドボタンはこちら側からアクセスできるようになっています。


アームの根元に使用していない取付穴が開いていました。穴の間隔は29mmでM2ボルト用の大きさです。


FC固定用の穴の間隔は36mmです。


GEELANG ブランドのカメラは3Dプリンターで出力したTPU製のホルダーで固定されています。このホルダーは二つ折りにしてカメラ基盤を前後から挟むような形になっており、下に見える2本の小ねじで固定されています。


キャノピーの内部は余裕があります。


バッテリーコネクターはXT30で、コンデンサーが接続されています。


モーターはGEELANG製のGL0802 14000KVです。ちょっと非力のような気がしますが・・。モーター固定用のネジが少し長いようです。結構ギリギリまでモーターベースの上に突き出ています。
それにしてもモーターとフレームの厚さが同じくらいってなんか変w


機体の重量はレシーバーを含んでいるので35gじゃなく 36.7gです。


GNB 2S 450mAhとバッテリークッションを足すと、65.7g


Insta360 GOとホルダーも足すと87.4gでした。
ちなみHappymodel CRUX3はこの状態で93.0gです。


キャノピーは真後ろの所だけネジ止めされていません。ここだけナットはキャノピーの下にありますので、分解組立て時に間違えないように。


なお、ブザーは付いていないので手持ちの物をはんだ付けしなくてはならない。ブザー用のパッドはFCの裏側にあり、XM+レシーバーの裏側でもあるので今回はブザーの取付はパスしましたw


FCは JHEMCU製の Play F4 Whoop。VTXは固定用のの字型のPCB基盤を利用して固定されていました。


プロペラの先端がキャノピーすぐ近くに来ますので、バッテリーケーブル等が巻き込まれないように注意が必要です。


キャノピーにInsta360 GO用のホルダーをインシュロックで固定します。ホルダーをキャノピーに差し込みます。2か所の穴を利用してインシュロックを通します。後ろ側のインシュロックは、ホルダーの下側にさらに穴がありますのでそこに通します。(矢印のところ)


Insta360 GO用のホルダーを取り付けたところ。


バッテリー固定用のゴムは写真のように切れそうでしたので交換しました。。。


側面のLEDはこんな感じに光っています。



次回は設定内容の確認とフライトです。

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