Jumper T20 送信機はフル機能を搭載していながら小型軽量で気軽に持ち運べるので人気ですね。小型でも搭載しているジンバルはフルサイズでしっかりしており操作感も抜群です。
しかし若干気になるところとしてジンバルの周りが盛り上がっているリム(月面クレーターの淵の盛り上がりみたい)になっており、スティックを親指と人差し指でつまんで操作する人(ピンチャーと呼ばれています。)では人差し指がリム部分にあたってしまい少し動かしにくいのが難点でした。
このリム部分を削り取って加工してしまおうかと思ってたら、なんとリム部分が無い交換用の前面パネルが販売されました。早速購入して本日届きましたので交換してみました。
交換用パネル
今回使用したのはこれです。
前面パネルと、ジンバルの周りにはめ込む半透明のリングです。
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なおオリジナル色のダークブルーの他に透明のパネルもあります。
また透明は前面パネルだけと後面パネルとのセットも販売しています。
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交換用パネルはBanggoodで購入しました。
なぜかJumperの公式サイトやAliEpressのJumper公式ショップでは販売されていません。他メーカーの便乗製品かと思いましたが、実際に製品を見るとあの微妙な色合いも各部の精度も、図面がなければできないようにぴったりですのでJumperの製品だと思います。Banggoodの販売ページではブランドとしてJumper RCと記載されています。
色や表面の仕上げはオリジナルと全く同じです。前面パネルだけ交換しても後面パネルと全く違和感なく一致します。
付属の半透明のリングは裏側にLEDを仕込んで光らせるためにあるようです。今回はLEDの仕込みはしませんでした。
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パネルの交換
では実際に前面パネルの交換をしていきます。
バッテリーやグリップカバー等を外してねじ10本を外します。
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前面パネルと後面パネルはいくつかのケーブルで接続されていますので慎重に外していきます。同じサイズのコネクターもありますのでどれがどれかわからなくならないように外す前に写真を撮っておきます。
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一応ここも写真を撮っておきましょう。
この前面パネルの部品をすべて外していきます。ねじの種類が数種類ありますので間違わないように分けて一時保管します。
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アンテナ部分は基礎部分から外して直接前面パネルに取り付けます。
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アンテナを2本使用するGeminiタイプ用にアンテナケーブルを通す穴も2個あります。
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下部のスイッチパネルは表側から外します。フラットケーブルのコネクターは黒色部分を上に倒すとケーブルが外れます。
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先に両方のジンバルを外してから各基盤を外します。できるだけコネクターを外さないようにしました。
同じようにして新しい前面パネルにねじ止めしていきます。
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無事に交換が終わりました。
この正面からの写真で見ていただきたいのは吊り下げ用のフックの位置がオリジナルより下に移動していることです。オリジナルではネックストラップに吊るしたときにかなり下側が重くてバランスが悪く、そのために3Dプリンターで修正用の部品を作って使用している人もいるくらいでした。
バッテリーにリチウムイオン21700サイズを使用していると下側に移動してもまだ完全に水平になりませんが18650ではさらにましになるかと思います。
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ジンバル周りのリムがなくなり完全にフラットになりました。
やっぱりジンバル周りは光らせたほうがいいようですw
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前面にある3ポジションスイッチCとDはオリジナルより上側に傾斜していてよりスティックから離れるようになっています。手袋をしてのスティック操作でもスイッチに誤って触れることもなくなる改良かと思います。
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まとめ
ジンバル周りのリムがなくなったので人差し指が当たらなくなり快適に操作できます。
ピンチャーならぜひともこのパネルに交換したほうが良いです。
リムがなくなった分、樹脂パネルの強度がなくなりペコペコするのではと思いましたが全然大丈夫でした。
LEDは仕込みましょう!
前面パネルを交換して改めて感じたのは、オリジナルの改良品だという事です。
- ジンバル周りの邪魔なリムの排除
- スイッチをより傾けて指の干渉の軽減
- 吊り下げフックを移動してバランスの改善
えええぇぇ?神改良じゃないですかw
だれか強烈に文句を言った人でもいるのでしょうか?パネルを交換するだけでさらに最強な送信機になってうれしいです。
あとは充電スピードのUPをしてもらえれば完璧ですw
Banggoodで販売しています。