スプリットタイプの4Kカメラとして、Caddx Tarsiser 4K が登場したのが昨年5月。Hawkeye からもFirefly Split 4K が出たがこちらはDVRボードミニタイプではなく30.5mmタイプ。続いてRunCam Hybrid が10月に登場。そして再び Hawkeye から今度はミニタイプが登場しました。
今回はその、Hawkeye Firefly Split Mini 4K のレビューをしていきます。
製品スペック
DVRボード取付サイズ: 20 x 20mm M2用穴
DVRボードサイズ: 28 x 28mm
カメラサイズ: 19 x 19mm
WDR: YES
イメージセンサ: CMOS
録画解像度:
4K 30FPS(16:9)
2.7K 60FPS(16:9)
2.7K 30FPS
2.5K 60FPS(16:9)
2.5K 30FPS
1080P 120FPS
1080P 60FPS
720P 240FPS
720P 60FPS
FOV: 170°
歪曲補正: YES
TV System: NTSC/PAL
FPVレイテンシー: 0.04S/PAL
ISO感度: Auto, 100, 200, 400, 800, 1600, 3200.
マニュアルシャッター: YES
露出補正: -2.0 to + 2.0
録画ファイルフォーマット: H.265/H.264(.MP4)
破損ビデオ修復: YES
SDカード: Micro SD card U1
SDカード容量: 8-128G
Interface: Micro USB
言語: Egnlish/ Chinese/日本語/その他
周波数: 50/60HZ
電源電圧: 5V
消費電流: 500mA
マイク: 無し
一番見た目の特徴は、他の4KSplitと違いレンズが1つです。4KとFPV用のアナログと同じレンズで撮影します。レンズは大きめで魚眼レンズのように前面が出っ張っています。
カメラのサイズが19mm X 19mmなので、RunCam Hybrid の様に機体搭載時に高さ方向の制約を受けることはなさそうです。
カメラの設定は、付属のコントロールボードで行います。Wi-Fi や QRコードは要りませんので早くできます。設定メニューは日本語で表示できます。
開封
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_1.jpg)
製品の箱です。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_2.jpg)
なんか変なステッカーが見えます。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_3.jpg)
字が凄く小っちゃいマニュアルと変なステッカー
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_4.jpg)
左上から、20mm X 20mm と30.1mm X 30.1mm の変換ボード
設定用のコントロールボード
予備のフラットケーブル
中央左から、ボルトとスタンドオフ
カメラを29mm幅にするアダプター
マイクロSDカード飛び出し防止用の樹脂製品(しかし取り付けサイズが30.1mm用で使用できない)
そしてカメラとDVRボードです。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_5.jpg)
DVRボードはご覧のように完全な1枚ボードではなく、上部にハーフサイズのボードが載っています。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_6.jpg)
DVRボードの裏側。熱伝導シートが貼り付けてありますが、伝導先のヒートシンク等はありません。
ケーブル類はコネクターではなく直接ハンダ付けされています。シリコンケーブルのシリコン部分だけ普通より太いです。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_7.jpg)
カメラ。レンズ外周部の直径が17mmあります。キャノピーの開口部が広くないと入りません。レンズ先端から最後部まで28.6mmの長さになります。また、レンズ先端から取り付けネジ穴まで20mmあります。
最大FOVが170度もあるのでレンズは大きく前面に張り出しています。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_8.jpg)
カメラとボードで19.9g
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_11.jpg)
DVRボードの厚さです。2枚重ねでも思ったより薄いですね。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_12.jpg)
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/unbox_13.jpg)
インターフェースはマイクロUSBと押しボタン1個だけです。
パソコンとUSBケーブルで接続するとカメラに給電されます。SDカードはパソコン側からUSBメディアとして認識しますので直接ファイルコピー等が出来ます。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/onET85.jpg)
LDARC ET85 に搭載したところ。何の問題もなく搭載できました。
![](https://052.jp/wp-content/uploads/2020/01/onGEP-CP.jpg)
こちらは新たに作った2インチ機に搭載したところ。
ゴーグルを見ながらコントロールボードで設定する時のメニューはこんな感じです。動画を撮ってみました。
フライト動画
全て4KでYoutubeにアップロードしてあります。
こちらはLDARC ET85 に搭載して撮影。機体に振動が出ています。
最後にFPV映像のレイテンシーを計測してみました。
こちらは2インチ機に搭載して撮影。Hawkeye さんからホワイトバランスは Hawkeye4 にするといいよ。と助言をいただいたので ET85 での Auto から Hawkeye4 に変更しました。
4K 30fps バージョン
2.7K 60fps バージョン
フライト撮影時に若干のFPV映像の遅延を感じましたのでレース機には使えないかもしれません。
Hawkeye のサイトに20191227バージョンのファームウェアが出てました。更新内容には、Improved TV out fluency. とあります。FPV映像の遅延が改善したんでしょうか?さっそく更新しましたので、後日フライトテストしてきます。
上記のように新しいファームウェアが出ましたので更新してみました。
結果、FPV映像の遅延は分からなくなりました。
また、4K50fpsが撮影できるようにさらに新しいファームウェアも出ています。
4K50fpsは、縦2880px、横2160pxの4:3となっています。 2020年3月21日追記
オリジナルデータ
フライト動画で使用したオリジナルの動画データを、一部ですがダウンロードして画質を確かめれるようにしました。カット編集しただけのもので、何も調整等はしておりません。 2020年3月21日追記
リンクを右クリックして対象を保存してください。
2.7K 60fps
Hawkeye_Firefly_Sprit_4k_mini_2.7K60_trim_7.mp4 254MB 43sec
Hawkeye_Firefly_Sprit_4k_mini_2.7K60_trim_15.mp4 238MB 41sec
4K 30fps
Hawkeye_Firefly_Sprit_4k_mini_4K30_trim_8.mp4 204MB 43sec
Hawkeye_Firefly_Sprit_4k_mini_4K30_trim_13.mp4 231MB 40sec
まとめ
今まで発売されてきた 4K Splitタイプの中では現在一番お安くなっています。約20gありますがこれからの小型機にどんどん搭載していきたいですね。私は最近、2.7K や 4K でばかり撮っているので FHDでの映像が物足りなくなってきています。このFirefly Split 4K Miniも追加注文しました。
現在Banggoodで $69.9 です。(現在のレートで約7,600円)ちなみに 1個目は 6,597円で買いましたw
こちらは公式サイト(重いです)